コラム : 週7日制への挑戦~日曜診療をする理由

医療 梅田皮膚科

※日曜は休診となる週がありますので、 休診日お知らせカレンダー で必ず御確認ください。

最近、「医療機関への不満」をテーマに数多くのアンケートが行われていますが、第一位は決まって「待ち時間が長い」となります。医療の質が高ければ高いほど患者さんが集まるのは必然の流れと言えます。私は根本的な解決策は、診察曜日や診察時間の枠を増やすこと以外にないと考えています。

梅田皮膚科の開設にあたり、私は「週7日制」をコンセプトの中心に据えました。私が専門として診療してきたアトピー性皮膚炎では、患者さんの年齢層が他の疾患と比べると比較的若年層に偏っており、通学や通勤のため平日の日中に医療機関に通院することが困難なケースが大半を占めます。そのことが原因となってうまく病気をコントロールできず入院しなければならないほど重症化してしまうケースをたくさん見てきました。

大阪府下で日曜日に皮膚科診療を行っている医療機関を検索しますと、自費治療を中心とした美容関連のクリニックではそこそこの数がありますが、保険診療でなおかつ日本皮膚科学会認定皮膚科専門医が日曜診療を行っているクリニックを探すのは大変困難な状況です。梅田皮膚科では日曜日に皮膚科専門医が保険診療を行うことを重要なコンセプトと考えています。

1995年の厚生白書において、医療はサービス業であると明記されています。しかし、医療界においては他のサービス業とは異なり、日曜に診療を行うという習慣がまだまだ普及していません。医師、看護師、事務職員の確保は大変厳しい状況にあります。そのため日曜診療を行っている医療機関の数が少なく、日曜日の診療待ち時間は大変長くなっております。私は日曜診療をする皮膚科専門医が他に出てくることを心から待望しております。日曜に御来院の患者さんには待ち時間延長で大変御迷惑をおかけしておりますが、当コラムをお読み頂き、やむを得ない状況であることを御理解頂きますようよろしくお願い致します。

現在、祝日全日と土曜日曜の午後は休診とさせて頂いております。(日曜午前も休診となる場合もありますので必ず 休診日お知らせカレンダー にて御確認の上御来院ください。)

梅田皮膚科では週7日制・日曜診療を息長く長期にわたって継続していくことを目標として患者さんのために力を尽くしてまいります。 参照: 「曜日別の担当医と混雑度」のページ

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