ホームコラム : たまらない!冬のかゆみ~2013年1月9日「おはよう朝日です」に出演しました

梅田皮膚科 かゆみ

おはよう朝日です ABCテレビの「おはよう朝日です」で [院長] がインタビューを受けました。2013年1月9日水曜日、朝7:30ごろの、「けさのクローズアップ」のコーナーで、テーマは「たまらない!冬のかゆみ」でした。

放送を見てくださった患者さん、知人から多数、声をかけて頂き、御感想をお聞きすることができました。ありがとうございました。

インタビュー内容につきまして、要点をまとめてみました(オンエアされなかった未公開バージョンも一部含みます)ので参考にしてください。[聞き手] は、大阪のおばはんキャラと体当たりのリポートで人気の川崎美千江さんでした。おばはんキャラと言ってもまだ31歳なのですが、デビューが19歳なので芸歴12年目のベテランのタレントさんです。エネルギッシュなパフォーマンスで圧倒されそうになりましたが、何とかマイペースを崩さずしゃべることができました。



[院長]「冬になるとかゆくなる原因のほとんどと言っていいくらい多いのは、ずばり皮膚の乾燥です。」

[聞き手]「「あ~!!そうか、とにかく冬は乾燥しますもんね!でも乾燥すると、なんでかゆくなるんでしょうか?」

[院長]「皮膚の一番外側には角質という部分があり、健康な状態では水分を保ち、外からの刺激が入ってこないようにバリアとなる働きを持っています。しかし皮膚が乾燥すると、ちょうど干上がって地割れができてしまった地面のように、角質層にすき間ができて体の内側の水分が蒸発しやすくなり、逆に今度は外から、異物、ウイルスや細菌などの微生物、アレルゲン物質、なんかが外から入り込みやすくなってしまいます。さらに、乾燥するとかゆみを感じる神経線維の数が増え、長さも皮膚の外側に向けて伸び、色々な刺激に敏感になるため、かゆみを感じやすくなるのです。」

[聞き手]「なるほど!冬になって乾燥してくると皮膚がもうガッサガサになりますもんね!もう皮膚の保湿成分がどっかいってしまってますもん!」


[院長]「季節の影響のほかにも、年齢によって、皮膚の保湿力が変化していくことがわかっています。皮膚の保湿力は皮脂の分泌量で決まってくるんですが、皮脂の分泌はニキビの出る年ごろに多いという傾向があります。ということは、乾燥しやすい年代はニキビが出るまでの年代、すなわち幼児から小学生にかけての小さいお子さんとお年を召された高齢者といえるのですが、実は皮脂は、25歳くらいをピークにどんどん少なくなっていきますので、早い方だと20代後半から30代にかけて年々少しずつ乾燥が進行いくんですね。」

[聞き手]「確かに、年々、お肌がカピカピなっていく感じがします!そしたらとにかくお肌を乾燥させないことが大事ってことですね?」

[院長]「そうなんです。どうしても冬は空気が乾燥しますので、まずは加湿器などでお部屋の湿度を保つことも大事なんですが、お風呂で暖まった後にかゆくなったりしませんか?」

[聞き手]「しますします!っていうか、ほぼ、お風呂入って寝る時くらいがピークですわ!」

[院長]「それは、熱いお湯につかっている最中は熱刺激で痛みの感覚が生じてかゆみがましになったように感じているだけという説があるんです。もうひとつ、熱すぎるお湯は、皮膚表面の皮脂が取れてしまって、乾燥しやすくなっちゃうんです。」

[聞き手]「そういえば、お湯で洗い物したり、拭き掃除したら、手がガッサガサになります!」

[院長]「ですから、冬のお風呂は熱すぎないくらいのお湯で入ってください。最近は保湿剤入りの入浴剤などもありますよね?あれを利用するのもいいかと思いますよ。」

[聞き手]「そうか!入浴剤やったら全身保湿できるわ!」

[院長]「さらに、ナイロンタオルなんかで身体をゴシゴシこすると、皮膚の角質を削っているようなものですからよくありません。泡をのせて手で洗ったり、タオルを使う場合でも綿のタオルでやさしく洗うようにしましょう。」

[聞き手]「うわっ、私、体育会系なんでどうしてもゴシゴシやっちゃってました・・・」

[院長]「冬はそんなに汗もかかないので、やさしく洗うだけで十分です。皮脂を残す洗い方を心がけてください。」

[聞き手]「他には?」

[院長]「皮膚に触れる部分、つまり下着やインナーは、なるべく綿のものを選ぶようにしてください。化学繊維やウールなどが直接触れると、肌を刺激しやすいので、かゆみの原因になります。」

[聞き手]「確かに毛糸がチクチクする時ある!!先生、食べ物とかは?」

[院長]「かゆい時は特に、刺激の強い香辛料のきいた食事や、血流がよくなりすぎるアルコールなどを控えめにすることも大事です。」

[聞き手]「そやけど先生、この時期は特に、辛い鍋食べて、お酒飲んでの飲み会が多いじゃないですか!」

[院長]「しかし身体がかゆい人は特に気をつけて頂きたいんですが、アルコールの作用で寝てしまって、寝ながら無意識のうちに身体をかきむしってしまうことが多いんです。中にはかゆくて眠れないからといって、寝酒をのんで、よけいに掻いてしまうという人もいるんです。」

[聞き手]「なるほど!!無意識に掻いてしまうんや!!ほんで、掻いたらよけいかゆくなりますよね?」

[院長]「それはつまり、掻くことによって、よけいに皮膚の表面、バリアを傷つけてしまって、どんどん刺激物が入り込みやすい状態になっていく・・・そしてそれがまた新たなかゆみを引き起こす、つまり、かゆみの無限ループのような状態になるんです。」

[聞き手]「かゆみの無限ループってこわいですねー。ほんま、掻いて掻いて止まらなくなることありますもん!でも痒かったら、どうしたらいいんですか?まあ私は宝石とかブランドものとかステーキとか自分の好きなものを思い浮かべて気を紛らわすようにはしてますけど、ダメです・・・」

[院長]「とにかく掻く前に、ぐっと我慢して保湿剤を塗ることです。」

[聞き手]「市販のでいいんですか?」
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[院長]「はい、皆さんそれぞれのお肌に合った保湿成分の高いクリームを、まめに、たくさん塗ることが大事なんです。」

[聞き手]「どのくらい塗ればいいんでしょうか?」

[院長]「ひとつの目安は、ティッシュペーパーが皮膚にひっつくくらいです。あと、皮膚がテカるくらいというのもわかりやすい目安ですね。とにかく多すぎても構わないんです。」

[聞き手]「かなりたっぷりですね!」

[院長]「しかし、それでもかゆみがおさまらない場合がやはりあるんですよね。そういうときは、皮膚科専門医のいる医療機関を受診して頂きたいんです。稀ではあるんですが、内臓の病気が原因でかゆみが起きていることもあるんです。」

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詳しくは、「かゆみに隠れる病気 」を御参照ください。